中部地方の製造会社様にて、EQ自己理解とマインドフルネスのプログラムを実施しました。マインドフルネス・メディテーション(瞑想)は自己認識能力などのEQの開発に有効であるということが分かっており、近年グーグルなど世界的な大企業が社員の能力開発に取り入れたことで大変注目されています。

目的
今回の企業様では社長がEQやマインドフルネスに関心を持たれ、社員にもこれらを通して自己理解を深め、そして自律して働けるようになってほしい、というご希望で当プログラムを導入することになりました。

EQコンピテンシーの一つ、共感力を高めるため、コーチングの考えを用いながら「傾聴」スキルについてもお伝えしました。

プログラム内容
EQアセスメントを受検後、EQ自己理解とマインドフルネスの導入研修を実施、そのあと8週間にわたってマインドフルネス・メディテーションに取り組んでいただきました。基本的には社員の方がご自宅で毎日メディテーションしていただくのですが、浮かんでくる疑問に対応したり習慣化を促すため、毎週講師が企業様に伺ってフォローをします。そして8週間が過ぎた後、再度EQアセスメントを受検いただき、効果を測定、その内容を見ながら社員お一人ずつコーチングセッション(面談)を実施させていただきました。

効果
社員の方のプログラムに関するモチベーションは様々でしたが、それでも全体として7割近くの方にプログラム前後でEQの伸びが見られました。実際、コーチングでお話を伺っていますと、自分のことを振り返ったり、自分の感情に意識を向ける機会が増えたという方が多くいらっしゃいました。効果をあまり実感されていなかった方でも、お話を伺ううちに、それまで意識していなかっただけで実は変化があったことに気づかれる方もいらっしゃいました。

EQ検査結果の大項目は、自分の感情を「知る」力、適切な思考・反応を「選ぶ」力、感情を「活かし」て意義ある行動をとっていく力にわかれます。

左のグラフは会社全体としてのEQの伸長率を示しています。どの項目も伸びていますが、特に大きく伸びたのは「知る」の項目、つまり自己理解力でした。社員の方の所感がはっきりと数値化されていることになります。またここでは「選ぶ」「活かす」にそれぞれ含まれる、モチベーションを起こす力やありたい姿を追求していく力も伸び、ご自身を振り返っていただくことで、仕事や人生に前向きに取り組まれる方が増えているのがうかがえました。

今後
何となく日々感じていた課題がアセスメントやコーチングで浮き彫りになったり、改善が現れるのを目にされ、ご依頼主である社長は今後も継続的にプログラムを行い、定期的な振返りの場としてEQを測っていきたいとお考えです。
EQをベースとしたコーチングは、社員の方々が自分は何のために働くのか、目の前の仕事にどう取り組むべきか、自分にどのような貢献ができるのかなど、様々なことを考え、自律的な行動に繋げていくことを目的としています。マインドフルネスで自己を振り返り、コーチングで気づきを促し次のアクションにつなげていく――こうして社員お一人お一人がその方らしく働けるようになることを、これからもサポートしていきます。