新入社員コミュニケーション研修
毎年、都内において複数のIT系企業の新入社員を対象に、コミュニケーション研修を行っています。
ここ2年ほどはコロナ禍の影響によって学生時代もオンライン授業がメイン、入社式もオンライン開催、その後もずっと在宅勤務、という新入社員の方も多く、普段ほとんど家族以外と話さないといった方や、孤独を感じられている方もいらっしゃいます。そのような中、この研修を通して同じような立場の人と交流を図ったり、社会人としてのコミュニケーションに関する不安を解消していくだけでも、大きな意味があると感じています。
今後も在宅勤務が定着していくとみられます。コミュニケーションをとる機会は減るかもしれませんが、重要性はその分むしろ上がるのかもしれません。本研修では、コミュニケーションの大切さや自分自身がコミュニケーションをとっていく上で意識したい点などを理解、そして体感していただきたいと思っています。
概要
時期:5月初旬
対象:IT企業(複数)の新入社員(第二新卒含)
形式:対面またはオンライン
内容
(※内容は実績です。随時見直しの可能性があります)
- 学生と社会人のコミュニケーションの違いを考える
- EQアセスメント(ブレイン・ブリーフ・プロファイル)を用いた、自分や他者のコミュニケーションスタイル(癖)の理解
- 異なるスタイル間でのコミュニケーション方法を考える
- これからの行動

研修の軸となるブレイン・ブリーフ・プロファイル(BBP)とは、8つに分類された脳のスタイルのうち、どれに自分が今当てはまるかを教えてくれるものです。これによって現在の自分自身の考え方やコミュニケーションの癖がわかります。
自己理解
研修ではあらかじめこのBBPを受検いただいた上で、当日はレポートを基に自分自身のスタイルの特徴を理解してもらいます。同じスタイル同士で集まると「そう、そう!」という声が聞こえたり、「みんなこうだと思っていたけれど違うんだ」という声が聞こえたりします。
他者理解
自分自身のスタイルを理解した後、違うスタイルの人たちに向けて自分たちのスタイルの特徴、付き合う上での注意点を紹介します。これによって自分たちとは違う考え方、コミュニケーションの仕方の人がいるということがわかります。スタイルごとのグループに分けると、実際にそれぞれの特徴が感じ取れることも多くあります。
相互理解
そして違いを踏まえた上でどのようにコミュニケーションしていくのが適切かということを話し合います。社会にでれば相手のスタイルが何かまではわからないとしても、多様な考え方、コミュニケーションの仕方の人がいること、自分自身にも癖があることを知っているだけで意識すべきことが見えてくるものです。
グループワークを中心としたアクティブラーニング
研修は講師が一方的に話す講義タイプではなく、アクティブラーニングをベースにしています。グループワークを中心に、ディスカッションを通じて参加者の内側から「そうか、そういうことか」「こうしよう」といった気づきを生み出していきます。理想の形を外から植え付けるよりも、小さくても内側で芽を育むことが、より効果を定着させるのに繋がりやすいためです。
そして研修の最後には互いを認め合う時間を設けています。
参加者の皆さんからは「こういうところが自分の良さなんだとわかった」、「感謝することの大切さを感じた」などのコメントが上がり、毎回とても良い時間となります。周囲とのつながりを感じ、ポジティブに社会人生活に踏み出していく上で、大切な時間と言えるかもしれません。
その後
その後、入社半年後となる10月にはフォローアップ研修も提供しています。より詳細なEQアセスメントを通して一層深い自己理解を得、自信を持って前に踏み出していく機会にしています。