多様性が生産性につながる
先週末、東京国際フォーラムで行われたシックスセカンズ社主催のEQカンファレンスに出席しました。その中でブレイン・ブリーフ・プロファイル(BBP)を使った研修事例の報告が大変興味深いものでしたのでご紹介したいと思います。
BBPとは現在の脳が認知面(合理的)および感情面の情報をどのようなスタイルで処理しているのかを表したものです。今回紹介された研修では、参加者全員が事前に受けたBBP検査をもとに、自分や他者の様々なコミュニケーションスタイルを理解し、個性を尊重しながら円滑なコミュニケーションが取れることを学ぶという内容でした。研修後に再度BBP検査を行ったところ、研修前には8種類のブレインスタイル中4種類しかなかったのが、6種類に増えたそうです。
興味深かったのはその背景です。同じようなタイプの人がもともと多かったというよりも、「その環境の中でやっていくには、その環境で求められているタイプの人材の”フリ”をしないといけない」という考えから、職場に合わせたブレインスタイルになってしまっている人がいたという考察です。ブレインスタイルの種類が増えたのは、研修によって社員が自分の色を出せるようになったことが考えられるようです。この企業ではその後コミュニケーションが活性化し、生産性もあがったということでした。(オリジナルの記事はこちら)
日本はとかく同調圧力が強い国だといわれます。もしかすると職場でも同じような力が働き、社員が同じような思考法になっているのかもしれません。多様性を生み出すことで、新しいアイデアや活気が生まれます。多様性があることを理解することでコミュニケーションが円滑になり、チーム力も高まるのです。
BBP検査を使ったプログラムはコンビンスアイでも実施しています。ご興味のある方はぜひお問い合わせください。