成長感について
企業研修やワークショップあるいは個人コーチングやカウンセリングなど、
あらゆる場面で「自分のモチベーションはどこにある?」という話題になることがあります。
そんな時、ある種のフレームワークや幾つかの問いかけを重ねながら、
自身の内に潜んでいるであろうモチベーションを探っていきます。
この1ヵ月も新人さん、若手リーダー層、管理職、経営層など様々な方々と関わる中で、
このモチベーションに触れる場面が多くありました。
では、実際どんなところで私達はモチベーションが上がっていくのでしょうか。
もちろんそれは画一的なものではなく、人それぞれ、モチベーションが上がる要素は千差万別と言えるでしょう。
明確な目標が定まったとき、信頼感が生まれたとき、達成感を得られたとき、、、
様々なケースがありそうです。
そんな中で多くの方が挙げられることの一つに、「成長できたと感じるとき」 があります。
今まで出来なかったことができるようになって成長感を感じた、
困難なことにチャレンジして乗り越えられたときに成長感を感じた、
そういったときに成長感を感じるケースが多い印象です。
どんなときに成長感を感じるのか、これもまた、人それぞれ、ライフステージなどその時々で変化していくものかも知れません。
日頃は“どんなときに成長感を感じますか?”などとお聴きすることが多いのですが、
では、自分自身はどうだろうと少し振り返ってみました。
最近、私が成長感を感じたときは、「赦(ゆる)したとき」、「手放したとき」です。
何かに囚われたり、固執したり、殊更その部分だけに自分のエネルギーを使ってしまっている場合がありました。
囚われている自分を俯瞰的に捉える試みをして、そんな自分を解放してあげる、意識的にそういった自己選択をする。
私の中でそんな思考プロセスとかメカニズムが働いているように思われます。
誰かを赦し、その人の幸せを願う、
拘っているものをきれいサッパリ手放し、新たなものを目指して一歩踏み出す、
そんなとき、少しだけ成長できたかなと思える瞬間が今の私にはありました。
皆さんはどんなときに成長感を感じるでしょうか。