異文化を体験して―振り返り研修

先日都内大手企業様にて、長期海外研修に参加された方を対象に、振り返り研修を実施しました。

海外研修というと行く前は新しい経験に心躍らせモチベーションが高まりますが、現地で多くの刺激を受け成長を感じて帰国した後は、以前と変わらないように見える周囲と自分との間にギャップを感じることが多くあります。

そこでこの研修では、海外で学んだことを振り返りつつ、それを帰国後の新しい環境でいかに活かしていくか、そしてこれからも成長していくために最終的にはどのような自分になりたいのか、ということをじっくりと掘り下げました。


様々な個人ワークやグループワークを通じて、例えば「海外経験を通して固定概念が取り払われた。国内の仕事でも相手にレッテルをはらずに相手の考えを尊重していきたい」といった意見が出ました。「海外」という別世界で、全く異なる考え方やコミュニケーションスタイルに触れ、多様な世界があることを肌で感じられた皆さん。国内で働く人たちにもそれぞれの背景やスタイルがあり、それもすべて多様性の一部なのだということを改めて理解されたようです。

最後には自身が今後目指す姿とそのために必要となる目標設定をおこない、参加者全員に共有していただきました。個人目標の発表に対し、「とても良いアプローチだと思う。あと、こういうやり方も加えてみてはどうか」「その目標なら、私が〇〇部に働きかけることができるかも」といった、相手を尊重しつつ実現可能性がより高まるような闊達なフィードバックが早速なされていました。

海外研修という一大イベントを終えて少し次のステップを見失いかけていた方も、研修を通してまた新たな方向性が見えてきたご様子でした。これからの皆さんのご活躍をお祈りしています。