EQアセスメントを用いた社員面談にて

先日、ある中堅企業様の社員面談を実施させて頂きました。予め受検頂いたEQアセスメント結果をベースに、働く皆さんの率直な気持ちをお聞きしました。
その中のお一人に「自分の気持ちを深く理解することは危い。潜在的に眠っている負の感情が出てきてしまいそうで怖いから、自分の感情を知る必要などない」という方がいらっしゃいました。その割には、その方の“自分を知る”という感情領域は標準的な伸びを示しています。そこで、「自分の負の感情への恐怖がしっかり認識できているからこそ、踏み込みたくないという言葉が出てくるのではないでしょうか。ご自身が自分の感情をよく理解していることはEQスコア上にも表れているのではないでしょうか」とお聞きしましたところ、突然はっとされたご様子でした。おそらくその方はそこで自分は受け入れられている、そして自分を理解することをそんなに恐れる必要がないことに気づかれたのではないでしょうか。納得されたご様子で、最終的には“自分を知る”というEQコンピテンシーを最高のエキスパートレベルにまで高めたいとおっしゃっていました。そして会議室に入ってこられた時とは全く違う、すっきりした表情で会議室を後にされました。

コーチングを通じてこのようなポジティブチェンジを目にすることができるのは、とてもうれしいものです。自分の気持ちに対するモヤモヤを払拭し、明日からまた気分新たに活躍されていくことをお祈りしてます。