名付けて、手懐ける

先日「不確実性との向き合い方」という記事を投稿しましたが、こちらのオリジナル記事を翻訳させていただいたものが公開されました。

新規感染者数が減少の傾向を示すなど、少しずつ収束に向かっているのかと期待したくなる兆しがありますが、一方で、この自粛期間に経営難に陥ったり、大切な方が罹患されたり、まだまだこれからどうなるか不安を抱えていらっしゃる方も多いのではないでしょうか。

この記事の中のフレーズ、「名付けて、手懐ける」(Name it to tame it)、はEQではとても大切なフレーズです。今の気持ちに名前をつけること。そうすると感情との間に距離が生まれ、少し引いて感情と向き合える(手懐けられる)ようになります。

苦しい感情は特に見ないようにしがちです。
でも感情は抑え込むとどこかで必ず顔を出します。
ですから出来そうなときに、「私は悲しんでいる」、「私は不安だ」というように感情を言葉にしてみましょう。そのような感情を消そうとする必要はありません。記事にあるように感情はメッセージですから、まずはそれをしっかりと受け止めましょう。

EQでは感情と行動を分けて考えます。感情を十分に認識したうえで、とりたい行動を選ぶ。悲しみや不安の中にいても、それと向き合うことができれば、時間はかかるかもしれませんが、前進するために必要な行動が見えてくるのです。